三国協力活動 2025年 第1回日中韓ビジョナリーグループ(TVG)を東京で開催 2025-06-29 ~ 2025-06-30
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2025年6月29日~30日、日本の東京において「2025年第1回日中韓ビジョナリーグループ(TVG)」が成功裏に開催されました。本会議は、日中韓三国協力事務局(TCS)、中国公共外交協会(CPDA)、韓国国際交流財団(KF)によって共催されました。日本、中国、韓国から14名のTVGメンバーが参加し、政治、経済、社会文化の各分野における日中韓協力の進展、課題、そして可能性について、深い議論が行われました。 

第1セッションは、「不確実性と確実性:変化する国際秩序と日中韓協力の未来」をテーマに行われました。参加者は、2024年11月にソウルで開催された前回のTVG会議以降の三国協力の前向きな進展を評価しました。また、異なる点を尊重しつつ、共通点を模索するという考え方の重要性が強調されました。グローバルおよび地域的な課題が増す中で、3か国は将来的な地域の平和、安定、統合に対して、より確かな展望と信頼を育む責任を共有しています。参加者は朝鮮半島の非核化を引き続き追求することで一致し、また、地域における戦略的不確実性に対応するための協議メカニズムの構築について関心が示されました。 

第2セッションでは、「競争と協力のバランス:高まるリスクの中での三国間経済関係」をテーマに議論が行われました。参加者は、三国が直面している対外的な経済・貿易関連の課題に対する懸念を共有しました。そして、新たな産業分野における機会の特定と、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)など既存の枠組みを活用する必要性が強調されました。また、日中韓自由貿易協定(FTA)交渉の加速を通じて、さらなる成長の可能性を引き出し、経済的統合を深化させることを呼びかけました。 

第3セッションでは、「共同体意識の醸成:相互認識と三国間の人的交流」をテーマに、3か国の国民の相互認識に影響を与える要因について議論されました。頻繁かつ質の高い人と人との交流が、相互理解を促進し、三国の国民間の良好な関係を強化する上で重要であることが強調されました。 

また、TVGメンバーは今後の会議のあり方と目的について意見交換を行い、2025年第2回TVG会議を11月に中国で開催することで一致しました。 

2025年第1回TVG会議は、第9回日中韓サミットのフォローアップイベントであり、三国の有識者が日中韓協力を促進するための未来志向の提言を行う場として、サミットによって確認されたプラットフォームです。 

 

▲集合写真