第4回日中韓月例講演会(TCS LOUPE)の開催 (2015年1月29日、韓国・ソウル) 2015.02.26

2015年1月29日に、 第4回日中韓月例講演会(TCS LOUPE)が開催されました。今回の講演会では、「ソウルの記憶」プロジェクトを担当する記憶収集家のホン・セミ氏に「なぜノスタルジアや思い出が最近の韓国社会で注目を集めたのか。」について講演をして頂きました。

ホン氏は、最近の韓国人のレトロブーム及び歴史文献に代わる口承の記憶の復活と関連し、ソウルの歴史を再編するために一般市民から記憶を収集する「ソウルの記憶」プロジェクトを紹介しました。続いて行われた三国協力事務局による発表では、日本及び中国で類似の共同アーカイブについて説明をしました。 同講演は、参加者の活発な質疑応答を含め、二時間行われました。

「TCS LOUPE」は、「東アジア地域を俯瞰する」という意味です。 日中韓三国協力事務局は、今後も伝統及び社会生活を含め、様々な分野の著名な専門家を招待し、同講演シリーズを開催する予定です。ご関心のある方は、日中韓三国協力事務局の公式ウェブサイトに新着情報および過去の講演会のビデオを掲載しておりますので、御覧下さい。

講演者のホン・セミ氏
講演会の様子