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２０１6年６月7日、楊厚蘭（よう・こうらん）日中韓三国協力事務局長は、中国大連市の大連外国語大学（ＤＵＦＬ）から招待を受け、同大学で学生向けに講演を行いました。楊事務局長は、訪問期間中、大学キャンパス内を見学するとともに、「東北アジア研究」を発刊する日中韓協力研究センター(ＴＣＳＣ)にも訪問しました。

刘宏（りゅう・こう）大連外国語大学長との面談で、大連外語大学日中韓協力研究センターの設立及び運営状況について説明を受けました。当センターは、ハイレベルなシンクタンクとして地方大学の特性を活かし、遼寧省と大連市の経済発展と対外協力に政策的な提言をすることに焦点を置き、同省及び同市政府から認められる成果を出してきたことを明らかにしました。また、大連外大は、こうした長点を活かし、日中韓協力研究センターの発展に貢献して行くことを強調しました。これに対し、楊事務局長は、大連外大が中国外交における優秀な人材を輩出してきた歴史ある名門大学であると述べ、遼寧省で日中韓協力研究センターを設立した唯一の高等教育機関として、大連外大が本来の特性を活かし日中両国との協力を強め、中国、東北アジア地域の発展を学術的にサポートして行くことを強調しました。更に、当大学から優秀な卒業生を進出し、日中韓三国協力事務局で日中韓協力に貢献することを願うと付け加えました。